2022.1.22
新解釈・三國志
脚本・監督は「コメディの奇才」と称された福田雄一。千葉県の君津市・鋸南町で撮影されたそう。
興行収入は40億円を超える大ヒットとなった。
新解釈・三國志の映画情報
原題 | |||
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制作年 | 2020年 | 制作国 | 日本 |
上映時間 | 113分 | ジャンル | 時代劇コメディ |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | https://shinkaishaku-sangokushi.com/ |
監督 | 福田雄一 |
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キャスト | 大泉洋 |
以下「新解釈・三國志」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「新解釈・三國志」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
新解釈・三國志のあらすじ・ストーリー
今から1800年前。中華統一を巡り三国【魏・蜀・呉】が群雄割拠していた時代。
民の平穏を願い、のちに英雄と呼ばれる一人の男・劉備が立ち上がった。
激動の乱世を経て、物語はやがて[魏軍80万]vs[蜀・呉連動軍3万]という、圧倒的兵力差が激突する「赤壁の戦い」に突入していく!───
新解釈・三國志をみた記録
大ヒットしたコメディ時代劇。しかも日本ではなく他国の。まず最初に思ったのは、日本人がわざやざ他国の史実を映画にするとは、実はとても稀なことのような。アメリカ人が日本人になる映画なんて作らないでしょ?おなしアジアの国々も日本の映画なんて作らないでしょ?なんだか変に複雑感を覚えたよ。
ストーリーはとても簡単。ボケまくりなキャラクターが運良く解決させちゃうコメディ。おもしろいかと聞かれると、正直おもしろかったところはほとんどなかったけど、作ったひとたちは楽しかったんだろうな、と思えるほんわかした映画だった。渡辺直美ちゃんが出てくるシーンはとてもおもしろかったよ。
あまりに最近の日本の映画やドラマから離れていってしまったせいか、笑いポイントがまったくヒットしないのが残念。むしろ寒さすら感じてしまうほど。だからあまりコメディー目線で見ておらず、しっかりストーリーを噛み締めていたつもり。
そのおかげか、みんなのお芝居がとても上手なことに感動したよ。最初はコメディー具合がオーバーなのがとても気になるのだけど、なんせコメディーなのでそれもすぐ馴染むし、アメリカのドラマ『フルハウス』のようなアットホームな空気さえ感じた。残念ながら、そう、この日常にはあり得ないリズム良すぎな流れが日本の映画やドラマにはありすぎて、ここが寒々ポイントなのだけど、つまり日本の映画でコメディはなかなか難しいといえる部分なんじゃないかな。もっともっとナチュラルなシーンを積み重ねられたら、日本のコメディはおもしろいものになるんじゃないかと、何様が思っています。