2018.4.16
バーン・アフター・リーディング
下に書いたあらすじは、おそらく読んでも意味がわからないかも。だってキャラクターすべてを紹介したかったんだもん。
複雑と言えばそうだけど、映画はそんなことないから大丈夫。むしろとても分かりやすいよ。
ちなみに、”バーン・アフター・リーディング”は”読んだ後燃やせ”の機密文書に書かれる文言なんだって。
バーン・アフター・リーディングの映画情報
原題 | Burn After Reading | ||
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制作年 | 2008年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 93分 | ジャンル | コメディ |
映倫 | G |
監督 | イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン |
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キャスト |
以下「バーン・アフター・リーディング」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「バーン・アフター・リーディング」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
バーン・アフター・リーディングのあらすじ・ストーリー
CIAを自ら辞めたオジー・コックス(ジョン・マルコヴィッチ)はCIAの暴露を含めた自伝を執筆。
オジーの妻ケイティ(ティルダ・スウィントン)は財務省連邦保安官ハリー(ジョージ・クルーニー)と不倫しつつオジーとの離婚を計画中。
ハリーは浮気しまくりのどエロ人間。ハリーの妻サンディ(エリザベス・マーヴェル)は人気の絵本作家。
オジーの自伝のデータが入ったCD-ROMを入手したジムで働くチャド(ブラッド・ピット)は能天気な筋肉バカ。
チャドの同僚リンダ(フランシス・マクドーマンド)はチャドと共謀して、オジーにCD−ROMの代わりに金を要求し全身整形代を稼ごうとしてる。
これらの人物が入り組んで、大騒動に発展する。
バーン・アフター・リーディングをみた記録
ラストにすべてが詰まっているといえばそう。当然かのように、映画とはなにかを教えてくれたり学べたりするものが多いけど、多くはじぶんである程度考えないと分からなかったりする。
この映画はラストになんの意味があったかをアッサリと教えてくれる。教えてくれたことは、なんとなく言わないでおこう。
あたし的には、世の中はバカばかりということと、国の重要な機関たちの莫大な金が動いていたり、相当むつかしい世界の問題があったり、ともかく一般人には到底理解できないような仕事をしている偉いひとたちからすると、あたしたち一般人の”色々”は小事に過ぎない。
下手すれば、人ひとりの命すらも小事。
複雑といえば複雑、おんなし人間という意味では複雑だけど、あたしが考える悩みなんて小事か、、、とも思えて、なんとなく気分が楽になる。
あれよね、バカを見てじぶんがそれよりはマシだと安心するようなかんじ。
複雑で意味不明な話は、たぶんなにも残らないけど、なんとなく小さい勇気だけは沸き起こったかも。
豪華な役者が集まって、これだけバカな話が出来上がったわけだけど、たぶんそこにいちばんの価値があるような気がする。
これだけ濃いキャラクターが集まってしまったら収拾がつかないような気がするけど、かなりコンパクトにまとめてきたのはさすがってかんじ。
まして上映時間は93分で、内容に合わせて絶妙な尺だとおもう。
PG12だけど、たぶんもっと上の子でも見ない方がいいとおもう。文化の差としてもエロマシンはさすがにじぶんの子どもが見ていたらショックだ。
オースティン・パワーズで出てくるエロマシンを見てしまったのなら仕方ないけど、この映画はダメ。
ジョージ・クルーニーがまじめにエロマシンを作って、ジャジャーンて披露するあたり、女として普通に興奮したけども。それはある程度大人になってからジャージ・クルーニーとセットで興奮してもらいたい。
どことなく、全体的に冷たさを感じた映画で、たぶんそれはコーエン兄弟の映画の特徴なのかもしれないけど、みた後にすこし人恋しくなるのがちょっとヤダ。
みんなバカばかりか。いろんなことな小事か。と気楽になれたはいいけど、なぜか体温が下がるような寂しさを感じる映画だ。