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2018.7.1

ネオン・デーモン

ネオン・デーモン
原題:The Neon Demon

久しぶりに「コンタクト」をみて、幼少期のエリー役のジェナ・マローンが出演しているとわかってみた「ネオン・デーモン」。なんとエル・ファニングが主演の映画じゃん〜。

ネオン・デーモンの映画情報

原題 The Neon Demon
制作年 2016年 制作国 アメリカ、ラフランス、デンマーク
上映時間 118分 ジャンル サスペンス
映倫 R15+
オフィシャルWeb http://gaga.ne.jp/neondemon/
監督 ニコラス・ウィンディング・レフン
キャスト

エル・ファニング
キアヌ・リーヴス
クリスティナ・ヘンドリックス
ジェナ・マローン
アビー・リー
デズモンド・ハリントン
ベラ・ヒースコート
カール・グルスマン

ネオン・デーモンのネタバレを含む場合があります

以下「ネオン・デーモン」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
ネオン・デーモン」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

ネオン・デーモンのあらすじ・ストーリー

単身、モデルを志してLAにやってきたジェシー(エル・ファニング)は、あまりの美しさにトントン拍子で事務所も決まり、仕事も決まった。
しかし、そんな完璧なジェシーにモデルたちが嫉妬していく…。

ネオン・デーモンの予告動画または関連動画

ネオン・デーモンをみた記録

今年みた映画ワースト1かもしれない。
大人になったジェナ・マローンをみたかっただけなのに…

何箇所も不思議におもうところがあった。
完璧な美貌と言われたジェシーがまったく美しく思えなかったこと。16歳で高い志を持ちLAにやってきたところは、溢れるバイタリティとこれからの希望しかない若者の美しさはあるものの、穴を見せる鼻と抜けた顔が美しいと思えなかったな。
さらに、ピュアで無垢かと思った彼女も、”自分が美しいことを知っている”なんて言い出し、傲慢な性格を出してきたりするもんで。
ジェシーに嫉妬するモデルたちもまた内も外もブス。よくそんな人工的な顔で自信満々言えるなって鼻についたのがひとつ。
ジェシーに惚れてるんだかイマイチ、キャラが定まらないディーンは途中棄権か、ひと悶着で退場。存在意義が不明すぎる。
モーテルの挑戦怖い支配人ハンク、なんでそんな怒ってんのか意味不明。ジェシーに絡むのも不明、なんで登場したのかも不明。
モデルでもないのにジェシーに嫉妬?いや恋か、もしくはただのサイコパスか、これもまたキャラクターがまったくわからなかったルビー。ジェシーを殺し食べたあとのシーンは意味不明度マックス。結果、若い女を食べて取り込んで生きている悪魔なら、ハッキリと教えるシーンを10秒くらい入れてもいいだろ。

美を競う業界を皮肉ってるのか、サスペンスだから特になにかを伝えようとしている意図はないとして理解しているけど、方向性がぜんぜんわからなかった。
登場人物もジェシーを除いてキャラクター描写がぜんぜんなく、登場してきてはハテナ???みたいな展開だった。
ま、それでも嫉妬だの美貌だのからのバイオレンスはこの映画では自然だけど、ハンクや山猫のエピソードはもうチンプンカンプンの極みだったな〜。

の割に、バカみたいにオシャレに作られているので、ストーリーのチープさが余計恥ずかしくなる。
アート作品として作ったのなら納得できっかもな。ぜんぜんハイセンスとは思えないけど。

とにかく、美人はブスを見下しているのはモデルの業界だけではない。ふつうの暮らしをしている、ふつうのひとたちもおんなしだ。ここまで露骨に言うことはなくても、お腹のなかはみんないっしょ。
ブスを見下していない美人はだれひとりいないよ。

でも、こんなにつまんなかった映画だけど、カンヌ国際映画祭に出品されてるしなー。映画ってよくわからんな。