2018.7.1
メメント
原題:MEMENTO
WOWOWで「ダンケルク」が初放送だからきっとクリストファー・ノーラン監督の「メメント」が放送されたんだろな。
みたことがなかったあの有名な「メメント」。みてみたら、ノーラン監督って天才なのかなって思う映画だったよ。脚本も彼だよ。
カテゴリー:サスペンス
メメントの映画情報
原題 | MEMENTO | ||
---|---|---|---|
制作年 | 2000年 | 制作国 | 2000年 |
上映時間 | 113分 | ジャンル | サスペンス |
映倫 | - |
監督 | クリストファー・ノーラン |
---|---|
キャスト | ガイ・ピアース |
以下「メメント」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「メメント」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
メメントのあらすじ・ストーリー
LAで保険調査員をしていたレナード(ガイ・ピアース)は、妻をレイプし殺害した犯人を追っていた。
レナードは、すぐに記憶が消えてしまう前向性健忘だった。そのため、記憶を記録していく習慣があり、人の顔をポラロイドで撮影しメモを残し、大事なことは体にタトゥーとして残していた…。
メメントをみた記録
難解!クリストファー・ノーラン監督の映画は、一度ではむつかしいんだね〜。
「インターステラー」や「インセプション」もそうだったし、「ダンケルク」もストーリーのむつかしさとはちがうけど、2度みる必要があるとおもったもの。まだみたことがない映画がいくつもあるけど、ぜんぶみなくては。
短期的に記憶がなくなるレナードに、真ん中くらいからずっとイラついていて、愛するひとがもしもおなしようなことになったらあたしは死ぬまで寄り添っていけるか不安になった。
そんなあたしの心情はどうでもよい!
そんなことよりも、特徴的な進み方にやたらと疲れたのが正直なところだ。もちろん途中でリタイアする気にはならず、サスペンスとしてとてもたのしめたんだけど、昇順、降順入り乱れて頭のなかで整理していくのがたいへんだった。
一応、分かりやすいようになのかモノクロかカラーで区別がされていたけど、カラーの最初ってなにからはじまったんだっけ?ってな具合に、観入れば観入るだけ混乱してきてオーマイガーだった。
さらに、おそらくみんな大うそつきで、それのせいでたぶん真実なんてほぼなかったんじゃないかっつーくらいのアレで、この映画すらほんとは…?とか疑ってくるレベルだった。
でも、みんな大うそつきだけど、逆に本当を言う必要もないのがまた。人になにかを尋ねられたら真実を言うべきかもテーマにあがりそうだ。他人になんて真実を言う義理がないからな。
ウソだらけで、そのウソから得た情報で作られていくメモとタトゥー。レナードなりの判断があってのことだろけど、記憶なんて曖昧なものだと言いつつ、レナードは何を基準に他人から得る情報を信じてんだよとおもったら、保険調査員のころから培われてる”目”だそうで。
結果、ぜんぜんその目使いものになってなかったけどな。
病気ではあるけど、レナードがさすがにちょっと哀れとゆか、可哀想になってきてしまって心が痛くなる。(と同時に、イライラすらする。)
人の記憶なんて曖昧、部屋の大きさも壁の色も間違える。もしかしたら、いま信じている美しいとおもった過去も、実は存在しないもので、じぶんの妄想と合体したウソなのかもしれない。
あたしは小さなころの記憶なんてあんまりないけど、いつも決まって思い出すいい記憶とわるい記憶はある。もしかしたら、本当は無かったことなのかもしれない。
なにかをきっかけに、勝手に作り上げた妄想みたいなものなのかもしれない。
レナードが記録してきたメモやタトゥーは、たぶんふつうの人の頭のなかを表してるんだろう。人の脳の記憶を実写化するとメメントになるってことなんだろな。
ん〜、不気味だけどおもしろいね。
ま、正味の話、あたしならメモではなく細かな日記に時系列で記録していくけどね。
iPhoneある時代なら余計便利!時代は進んだな〜。