2019.2.3
インサイド・マン
原題:INSIDE MAN
スパイク・リー監督とデンゼル・ワシントンのタッグ。
インサイド・マンの映画情報
原題 | INSIDE MAN | ||
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制作年 | 2006年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 128分 | ジャンル | クライムサスペンス |
映倫 | - |
監督 | スパイク・リー |
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キャスト | デンゼル・ワシントン |
以下「インサイド・マン」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「インサイド・マン」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
インサイド・マンのあらすじ・ストーリー
ダルトン・ラッセルとその仲間がマンハッタン信託銀行を襲撃し、従業員と客を人質に立てこもった。銀行強盗の一報を聞いて駆けつけたのは、ニューヨーク市警のフレイジャーとミッチェル。強盗団はジェット機を要求してくるが、容易に手配できないうえに、強盗団の用意周到な計画にこう着状態が続いていた。
その頃、マンハッタン信託銀行のオーナーであるケイスにも強盗に入られた報告が入り、ただちに敏腕弁護士のマデリーンを呼び寄せた。ケイスが気にするのはある貸し金庫の中身で、それを守るためにマデリーンを雇い、事件現場に向かわせた。マデリーンの有力な人脈で、ダルトン・ラッセルと面会することも叶い、マデリーンは市警には秘密であるケイスからの依頼を遂行した。要求をのまないと人質を殺すと言っていた強盗団は、ジェット機を用意しないニューヨーク市警に見せるように人質を射殺。強盗が襲撃後、死者がでていなかったが、ここへきて死者を出してしまったことから、フレイジャーとミッチェルは担当を外されてしまう。
ニューヨーク市警は死者がでたことから、強行策に出ることを決定した。一方でフレイジャーが、市警の計画が強盗団の耳に筒抜けなことに気づき、強行作戦を止めようとしたが一足遅く、同じ服を着た人質たちが銀行から溢れ出てきた。強盗団は襲撃した後、人質全員に同じ服を着せていた。市警は一人ひとりを尋問したが、どの人物が強盗団かが分からなかった。結果、金庫にあった金を盗むわけではなく、強盗団は姿を消したが、実際には盗まれたものがあった。
マデリーンの交渉が功を奏し、ケイスも重大な秘密が明るみになることを避けることができた。ダルトン・ラッセルは、襲撃後の数日後、客に紛れて銀行を脱出。人質に紛れていた仲間もアリバイが崩れず解放されたためダルトン・ラッセルと合流し姿を消した。
インサイド・マンをみた記録
強盗たちの華麗な襲撃は見事なもんだ!実際にこんなのとが起きて、遂行できるのかと言えばそりゃ無理な話だろうけど、ちょっとかっこよかった。
それよりも、話がとてもむつかしい!けっきょく怖い思いをした人質たちの心には傷がついてしまったものの、ほかはなんの被害もなく、むしろ全員にとっていい結果となった。
秘密を隠し通せた(たぶん)ケイス、莫大な依頼料を手にしたマデリーン、棚からぼたもち的なラッキーを手にしたフレイジャー。
謎がそのままで、実は消化不良なところがあるけれど、たぶんそうゆーことだとおもう。全員がいいことになったクライム映画ははじめてみたかもしれない。
ダルトンはおそらく誰かに雇われたのだとおもうけど、その黒幕もわからないし、一瞬考えられたケイスが裏でグルなのかとか、マデリーンが実は…とか。見終わった後、ぜんぜんスッキリしない点が残ったけど、なんとなくそれは問題じゃなさそう。
その黒幕を追うためのヒントとして、盗むはずだったダイヤの指輪を残したのだとおもうし、ケイスに指輪を追うことを宣言していた。なにかを知っているはずのマデリーンに宣戦布告したようなシーンもそういうことだろう。
脚本がめちゃくちゃかっこいいんだけど、あとすこし読解する力があればさらにおもしろかったぽい。たくさんあるヒントに気づかなかったような気がする。わかりやすく監督の解説とかやってくれないかな。