2019.11.19
ナインスゲート
監督は「赤い航路」(1992)や「戦場のピアニスト」(2002)、「オリバー・ツイスト」(2005)のロマン・ポランスキー。本作の中で謎の女を演じているエマニュエル・セニエは監督の妻(1989〜)。
ナインスゲートの映画情報
原題 | The Ninth Gate | ||
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制作年 | 1999年 | 制作国 | フランス、スペイン |
上映時間 | 133分 | ジャンル | ホラー |
映倫 | G |
監督 | ロマン・ポランスキー |
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キャスト | ジョニー・デップ |
以下「ナインスゲート」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ナインスゲート」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ナインスゲートのあらすじ・ストーリー
腕利きだが悪名も高い古書ディーラーのコルソは、悪魔研究書の収集家バルカンに依頼され、3冊しか現存しない中世の悪魔祈祷書「影の王国への九つの扉」を探すことになった。1冊を持つバルカンは、他の2冊と比較したいという。調査を続けるコルソは、やがて挿絵の版画が3冊とも微妙に違うことに気付く。そこに隠された秘密とは何か。だが秘密に迫る彼の周りでは、次々と本の関係者が殺され、彼にも謎の女性がつきまとって……。
ナインスゲートをみた記録
この映画は何度もみたことがあって、その度におなし気持ちになり、おなしこと考えている。1999年の映画だし、若い頃にみたときとは多少なりとも別のものを感じ取れるのかと思ったが、今回もまたいつもとおなしだった。
まず、なぜ何度もみるくらいすきか。悪魔やホラーは好みではないし、オカルトも特に好きではない、ジョニー・デップは大好きだけど、ロマン・ポランスキー作品を贔屓しているわけでもない。バカにしているわけではないのだけど、この映画はいろいろ中途半端で好き。
大して怖くもなく、エロティックでもないけれどその節がチラッとみえたり。悪魔崇拝の話だけど、それ以上広がらない。何もかも中途半端な具合で、ただミステリアスなだけの映画なのだ。
素晴らしい映画をたくさんみている人たちからすると、なかなか駄作なのかもしれない。あたしの場合、この中途半端なゾクゾクしたミステリーがたまらない。本を調べていくうちに、悪魔に引き込まれていったディーン・コルソのその後、9つめの扉に入ったあとどうなったのか。導いたあの悪魔と呼べそうな女のところへいったのか。いつも、あの後あと5分だけを足してくれないかなぁと思いながらエンドロールになるのよね。
てか悪魔ってなに?