2020.1.26
ショーシャンクの空に
監督は「グリーンマイル」(1999)や「マジェスティック」(2001)、「ミスト」(2007)のフランク・ダラボン。
ショーシャンクの空にの映画情報
原題 | The Shawshank Redemption | ||
---|---|---|---|
制作年 | 1994年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 142分 | ジャンル | ドラマ |
映倫 | G |
監督 | フランク・ダラボン |
---|---|
キャスト | ティム・ロビンス |
以下「ショーシャンクの空に」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ショーシャンクの空に」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ショーシャンクの空にのあらすじ・ストーリー
ショーシャンク刑務所で長期にわたって服役しているアフリカ系の中年男性レッド。そこへ浮気した妻とその愛人を銃で殺したという罪で、元銀行マンのアンディが収容される。アンディは刑務所のすさんだ空気に染まらない純粋な心を持ち、次第にレッドら先輩の受刑者たちに気に入られていく。特にアンディとレッドは、固い友情で結ばれた親友同士に。アンディは仮釈放を諦めたレッドを、希望を持って生きようと励まし続け……。
ショーシャンクの空にをみた記録
よく聞く、男性が選ぶ好きな映画ベストいくつに入りがち。あたしはベストいくつには入れてないけど、いい映画だと思っています。
真面目に生きてきたアンディが冤罪で服役。ほかの囚人とはどこか違っていて、日々なにも変わらない地獄のようななかに、小さな変化をもたらしていただけのアンディだったが、実はとんでもない計画を入所してまもないときから地道に続けて脱獄に成功する。
アンディが19年間かけてやってのけたことの答え合わせシーンはワクワクするし、彼の努力に感服する。多くは話さないひとだけど、芯があって決して腐らないようじぶんを常に律することができる人間で、小さな揉め事からトミーの死までいろいろ起こる所内の出来事に乱されることなく目的を果たす努力を続けてきた。
こんな不運があるのか、不運が真上から降ってきたか、と言っていたけど、そのなかでも幸運を見出して味方にできたのは努力の賜物とはまた別に、最悪中の最悪のなかでも1ミリくらい幸運はあるかもよ?と教えられた。
アンディが背負った不運にはおよばなくとも、なにかあたしの大変なことのなかにも、もしかしたら幸運はあるのかもしれないのかも。「ピンチはチャンス」の言葉みたいに。常に忘れてしまっているこの言葉だけど、つまりピンチの真っ最中なのでシカトしがちだっただろう。でも探したり見出したりしなきゃ見つからないものということなのかも。どんなときも希望を持っていなきゃ、掴みに行かなきゃいけないのかも。反対に「希望は慰め」という言葉も聞いたことあるけど、アンディのように希望を諦めず必死に生きるほうを選択したいに決まっている。
いつだか若いころみたときは泣いた記憶がある。でもこれは泣く映画じゃないと気づいた。そうだ、希望に満ちあふれているんだと笑わなきゃいけない映画なのだ。
スティーブン・キング原作のナイスな映画だね。彼の原作の映画は超ナイスか超ブーの極端だからな。