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2018.7.28

スパイダーマン

スパイダーマン
原題:SPIDER-MAN

続編は「スパイダーマン2」(2004)、「スパイダーマン3」(2007)をどうぞ。
マーベル・シネマティック・ユニバースのスパイダーマンは「スパイダーマン ホームカミング」(2017)。

スパイダーマンの映画情報

原題 SPIDER-MAN
制作年 2002年 制作国 アメリカ
上映時間 121分 ジャンル SFアクション
映倫 -
監督 サム・ライミ
キャスト

トビー・マグワイア
ウィレム・デフォー
キルステン・ダンスト
ジェームズ・フランコ
J・K・シモンズ
クリフ・ロバートソン
ローズマリー・ハリス

スパイダーマンのネタバレを含む場合があります

以下「スパイダーマン」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
スパイダーマン」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

スパイダーマンのあらすじ・ストーリー

両親を亡くしてから叔父夫婦に育てられたピーター・パーカー(トビー・マグワイア)。隣の家に住むMJ(キルステン・ダンスト)に恋をしていた。
ある日、ピーターは学校の社会見学で訪れた研究室で遺伝子操作された蜘蛛にかまれてしまい、驚異的なスーパーパワーを手に入れた。
その力を使ってMJの気をひくためにアマレスの大会に出場するが、その帰り道に叔父が強盗に殺されてしまう悲劇が起こってしまう。それをきっかけに、ピーターは正義のために悪党をこらしめ人のために尽くすことを決め、スパイダーマンとなるが…。

スパイダーマンをみた記録

みんなが憧れるヒーローの裏側は不幸の塊。神様がどういう基準で与えた試練なのか、恨みたくなるような人生。だけど人を恨むことなんかせず、真面目に優しく生きていく。そんな人がヒーローになるべきでしょう?というお手本。

が、特殊なパワーを持ったら持ったで責任がともなう。悲しいことが多い子に、試練のようにパワーを与え、さらにそのパワーを手にしたら、人生が制限されるという・・・。なぜこんな青年に、そんな重責を与えなくてはならなかったのか不憫でならない。自分で望んだわけでもないものが一生肩に重くのしかかりながら、悪事に手を染めることもなく、善意だけに使うなんてね。

一方で、アバズレと言わざるをえないこの映画のヒロインMJ。これ子どもに悪影響しないかしら?と思うような、典型的な身勝手なティーン。悪い言葉すぎるかもしれないけど、能天気な尻軽女。うぬぼれ感も強めで、悪ガキと付き合いながら、幼馴染の弱気な子を誘う、けっこうイタめなキャラクター。最近の映画では少なくなっている貴重なキャラクターでもある。

さらに親友のハリーもクセが強め。お金持ちでイケメン。落ち着いていて機転の利くタイプで偏見もなく器の大きさがうかがえる、いわゆる育ちのいい子。が、その設定もブレ出してくるとなかなか厄介な奴。圧倒的な経済力とおかしな父親も手伝って、自分の思うまま〜が容易。

と、実は変態だらけのスパイダーマン。
そんな中で救われる、スパイダーマンという悲劇ばかりの最高のヒーロー。対峙が上手すぎるぜ!

スパイダーマンのシリーズはこちら