2018.4.21
ドラえもん のび太のワンニャン時空伝
ドラえもん映画シリーズ25作目。この映画が大山のぶ代の声、芝山努監督によるシリーズの最後。
オープニング曲に入るまえ、いつもの「ドラえも〜ん」ではなくドラえもんが叫ぶ「のび太く〜ん」ではじまる。犬の耳や猫の耳が「ドラえもん のび太のアニマル惑星(プラネット)」を思い出させるね。
ドラえもん のび太のワンニャン時空伝の映画情報
原題 | |||
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制作年 | 2004年 | 制作国 | 日本 |
上映時間 | 80分 | ジャンル | アニメ |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | http://www.dora-movie.com/film_history/history_25.html |
監督 | 芝山努 |
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キャスト | 大山のぶ代 |
以下「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ドラえもん のび太のワンニャン時空伝のあらすじ・ストーリー
ある日のび太は野良犬を拾った。ワン!と鳴くのでイチと名付け、ドラえもんの協力を得てママに見つからないように飼いはじめた。
イチの他にも人間に捨てられて街をさまよう野良犬や野良猫が多く、犬猫たちをかわいそうにおもったのび太はさらに野良猫を拾い、家へ連れて帰った。
しかしのび太の家では犬たちを飼うことができないため、タイムマシンで3億年前に向かった。付きっ切りになれないため、ドラえもんの道具でイチを進化させた。
翌日またイチの元へ向かったのび太たちだったが、時空のねじれに巻き込まれ指定した時間の1000年後の世界にたどり着いた。たどり着いた世界は、イチたちがさらに進化したであろう犬と猫の文明が存在していた。
ドラえもん のび太のワンニャン時空伝をみた記録
2004年の映画だけど、この映画の前の2本をみていないのでまたさらにアニメーションの進化に驚いた。
体にもメリハリが出てしまい、より人間らしいというか、悪く言えば一般的なアニメに近付き、もうそこには藤子・F・不二雄の面影はない。
かろうじて、声優はむかしのドラえもん。だけどまえのドラえもんのそれではなく、なんかすこしさみしい。
今回のお話は、生き物を大切にしようというのがテーマ。特に犬猫を捨ててしまう人間が多いのは昔から問題になってるけど、気づけば野良犬はめっきり減った気がする。田舎でも、犬がフラフラ単独で歩いている光景は何年も見ていない。
保護されたあとに処分されているケースが多いのかもしれないけど、かつてとはちがって動物保護の運動が急激に増えたことで捨て犬捨て猫の問題は少なからず減ってるよね。もしかしたら、この映画も一役かっているのかも。だとしたらすごいことだ。
とは言っても、まだまだ問題が解決したわけではないし、さっきの保護された後の殺処分だって反対の声もある。動物愛護の意味で言えば、安楽死だとしても殺していることに変わりはないという声だってある。
なかなか解決までは程遠いんだろうけど、ドラえもんの映画みたいに、小さな子どもにメッセージとして送り続けることは大切よね。