2020.7.18
デイライト
撮影の舞台になったトンネルは実際に作ったものなんだって。スケールが大きいね。
監督のロブ・コーエンが「ポセイドン・アドベンチャー」(1969)の制作に関わっていたからなのか、「ポセイドン・アドベンチャー」に酷似しているのだとか。ロブ・コーエン監督は「ワイルド・スピード」(2001)や「トリプルX」(2002)などを手がけた有名監督!
作品中の護送中の囚人ヴィンセント役で、シルヴェスター・スタローンの最初の妻サーシャ・チャックとの長男セイジ・スタローンが出演しているよ。
デイライトの映画情報
原題 | Daylight | ||
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制作年 | 1996年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 115分 | ジャンル | パニック |
映倫 | G |
監督 | ロブ・コーエン |
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キャスト | シルヴェスター・スタローン |
以下「デイライト」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「デイライト」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
デイライトのあらすじ・ストーリー
マンハッタンとニュージャージーをつなぐ海底トンネル内で、暴走車が有毒科学物質を移送中のトラックに激突。大爆破に包まれたトンネルは一握りの生存者を閉じ込めたまま崩落してしまう。偶然、現場に居合わせた元EMS(緊急医療班)チーフのラトゥーラ(シルヴェスター・スタローン)は果敢にもトンネル内に潜入し救出作戦を展開するが…。
引用元https://www.allcinema.net/cinema/51818
デイライトをみた記録
とてもテンポよく進んで、あれよあれよのうちに海底トンネルが大爆発。爆炎爆風をリアルに描写したかったのか、トンネルに居合わせたひとたちが大勢巻き込まれていく様は、いくら合成であっても怖さをあおられるものだ。
多くの死傷者がいるなか、どうにか生き残ったひとたちは完全に閉じ込められた状態。そこへ救出に向かったのが、たまたま居合わせたタクシー運転手で元レスキューのラトゥーラ。ラトゥーラは状況確認したらすぐにトンネルを監視しているオフィスにスルスル入っていって、現役たちを差し置いてひとり救出に行っちゃうのだから話が早い!スルスル中に入っちゃうからラトゥーラが「おまえだれだ?」て言われるシーンはけっこうおもしろかったよ。
しかもトンネル内へたどり着けたけど実はノープラン。彼はどうやって逃すかは二の次で、とにかく現場に行きたかった模様。めちゃめちゃやばい行動だし、トンネル内に何人が生き残っているかも不明の状態で、元レスキューの人間たったひとりにすべてを託すなんてことはぜったいにありえないだろうけど、そのたったひとりの人間がシルヴェスター・スタローンとなると話が変わってくる。
シルヴェスター・スタローンに任せることの安心感は世界中で認知されていることを前提に作られた映画なんだろう。なかなかスリリングな展開なのだけど、ネズミの大群がわいてくるだとか、cockroachが出てきたりだとか(トンネル内とは関係ないところでね!!)、なかなか受け付けないシーンもあるのよね。ネズミのシーンは理解できるけど、マデリーンの部屋のシーンやマデリーンがだらしない性格だとか作家であることとか、なぜそんな設定にしたのかわからないところもチラホラ。脱出劇を描くパニック映画な点はいいかもしれないけど、ずいぶん詰めの甘いところが多いようにおもった。
信じられるのは、シルヴェスター・スタローンの安心感だけ。
こんな状況でもクールでせっかちな有名人ロイ・ノード役にヴィゴ・モーテンセンが出てたよ。いわゆるすぐ死んじゃうキャラクターだったけど、色気があってかっこいいね〜。