2022.8.13
インデペンデンス・デイ
20年後に続編「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」が公開。
インデペンデンス・デイの映画情報
原題 | Independence Day | ||
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制作年 | 1996年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 145分 | ジャンル | SFアクション |
映倫 | G |
監督 | ローランド・エメリッヒ |
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キャスト | ウィル・スミス |
以下「インデペンデンス・デイ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「インデペンデンス・デイ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
インデペンデンス・デイのあらすじ・ストーリー
7月2日。突然、世界中の上空に直径24キロに及ぶ巨大UFOが姿を現した。友好的な意思を示すため元戦闘機パイロットのアメリカ大統領ホイットモアは、交流をはかるためUFOに近づき交信を試みる。
しかし、UFOには友好的な意思は一切なく、地球への攻撃が開始された。街はみるみる攻撃され、戦闘機で攻撃するも、UFOを覆うシールドで太刀打ちできない。絶望的な状況のなか、アメリカ政府と軍は反撃作戦を計画する───。
インデペンデンス・デイをみた記録
1996年の大ヒット。この頃の映画はストーリーもストンっと入ってきてわかりやすいし、お約束をきちんと押さえていて教科書通りのシナリオ。気難しいことは一つもなくて、いわゆる大衆的であることがこの映画のいちばんの魅力だろう。
若くして就任した支持率低迷中のホイットモア大統領、MITを出たがテレビ局で技師をするデイヴィッド、宇宙飛行士を夢見る戦闘機パイロットのヒラー大尉、それぞれ三人の視点で進む。宇宙人に誘拐された経験があり昔は戦闘機パイロットで今は変態と思われているケイスも加わって、それぞれが窮地を脱するために奮闘していく。
突然の宇宙人飛来、友好かと思っていたら敵対されていることに気づいたころにはすでに街は破壊され、ほぼ勝ち目なし。が、偶然か運命か、導かれるように集まった人たちのアイディアと執念と団結で、諦めずに最後まで戦い抜き勝利をおさめる。
それぞれの人たちの抱える問題が順番にクリアされていくエピソードもコンパクトにきれいにまとまっている。ただ激しい戦闘シーンが多いイメージだけれど、実は感涙なあたたかいエピソードもあるのがポイントだ。最後はみんながハッピーになるという最高のシナリオ。
そして、それに加えて、というかもしかしたら最も重要なテーマかもしれないのが、アメリカ万歳という空気感。宇宙人を打ち負かしたのが何か運命的なのか、7月4日というアメリカの独立記念日。映画の中でもそう語られる。この映画は、アメリカ人が作る渾身のアメリカ万歳映画はド派手な演出で、あたしもアメリカ万歳!と思ってしまうくらいザ・アメリカな映画なのであーる。
この頃は戦闘機に生身の人間が乗っているが、もうなかなか戦闘機に人は乗らないだろう。人の手が必要な空中戦はリアリティがないとされてしまう時代になったわけだ。このジャンルの映画はまた違う角度で描いていく必要があるだろうから、そう簡単ではなさそうだ。