2022.8.20
インデペンデンス・デイ: リサージェンス
「インデペンデンス・デイ」(1996)の続編。ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマンなど、前作出演の役者も出演。スティーブン・ヒラー大尉(ウィル・スミス)は亡くなった設定。
『リサージェンス』とは復活や蘇生の意味。
カテゴリー:SF
インデペンデンス・デイ: リサージェンスの映画情報
原題 | Independence Day: Resurgence | ||
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制作年 | 2016年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 120分 | ジャンル | SFアクション |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | https://www.20thcenturystudios.jp/movies/idr |
監督 | ローランド・エメリッヒ |
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キャスト | ジェフ・ゴールドブラム |
以下「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
インデペンデンス・デイ: リサージェンスのあらすじ・ストーリー
超巨大宇宙船、襲来。今こそ人類がひとつになる。あの世界的メガヒット作の新章!映画史上最大の決戦を描くディザスター・スペクタクル・エンターテイメント超大作! 人類がエイリアンとの壮絶な死闘に勝利を収めてから20年後の2016年7月、エイリアンがアフリカに残した宇宙船が密かに覚醒する。それは地球に仲間を呼び寄せるSOS信号だった。まもなく人類が建造した月面基地を粉砕し、地球にやってきたエイリアンは想像をはるかに超える進化を遂げ、重力を自在に操ってニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、ドバイといった各国の主要都市を次々に破壊する。ESD(地球宇宙防衛)の部長デイビッド、元合衆国大統領ホイットモア、若き戦闘機パイロット、ジェイクらの必死の奮闘も空しく、敵の猛攻撃にさらされて防衛システムを無力化された人類は、瞬く間に滅亡の危機に瀕していくのだった…。
インデペンデンス・デイ: リサージェンスをみた記録
1996年のヒットから20年が経ち、続編が公開になった。実は当時映画館へみにいったのだけど、なぜかポップコーンに残していなかった。どうしてかは不明。
まったく内容を覚えていなかったのだけど、覚えていない理由がわかった。あれだけわかりやすかった前作の続編が、なかなかわかりにくかったからだ。
あれから20年、宇宙人の襲来を打ち負かし、残った地球外の科学技術を活かし、地球の科学はさらに発展した。あの頃とは比較できないくらい近未来的な社会になっていて、月と地球の行き来も簡単なくらい科学は進んでいた。なんともワクワクさせられるイントロで、今思えば、今度はどんな危機を乗り越えるのだろうと思っていたところがピーク。そこからは人物の関係図、前作から続投した元大統領やデイヴィッドなどの現況、軍の基地やその役割、やたら主張が激しい中国人の存在などなど、よくわからない。
スピーディーなのは構わないけれど、もう少し説明してくれるとストーリーに入り込めたはず。そしてキャラクターをもっと狭めるべきだっただろう。前作よりも焦点を当てる人物がかなり増えていて、胸張って出てきた女性大統領やすぐ怒る中国人司令官、親を亡くした子どもたちなどなど、出したはいいが責任を取らず放置で邪魔でしかたなかった。中国企業がたくさん出資しているのか、特に中国人のキャスティングは痛々しさすら感じた。後半のクライマックスはもはやそんなことを気にしていられなくなるのだけど、最後の最後に知らぬ間に育まれたデイヴィッドの恋愛事情には驚かされた。
さらに続編の話があるにはある、というのが当初の話らしいのだけど、今はどんな状況なんだろうね。残念ながらヒットには遠かったようで、つまりは続編の話は白紙になっていそうだ。前作がおもしろいだけに、名前に傷をつけてしまったという印象で残念。