2009.5.16
誰にでも秘密がある
ケイト・ハドソンが出演する「About Adam(アバウト・アダム アダムにも秘密がある)」(2001 日本未公開)のリメイク。
誰にでも秘密があるの映画情報
原題 | Everybody Has A Little Secret | ||
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制作年 | 2004年 | 制作国 | 韓国 |
上映時間 | コメディ | ジャンル | 101分 |
映倫 | - |
監督 | チャン・ヒョンス |
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キャスト | イ・ビョンホン |
以下「誰にでも秘密がある」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「誰にでも秘密がある」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
誰にでも秘密があるのあらすじ・ストーリー
ジャズシンガーの女子大生ミヨン(キム・ヒョジン)はある日、ジャズバーに訪れたスヒョン(イ・ビョンホン)に一目惚れし、ふたりは恋人になった。
一方、ミヨンの姉で次女ソニョン(チェ・ジウ)も妹のスヒョンに恋してしまった。さらに、長女ジニョン(チュ・サンミ)もスヒョンの魅力に心を奪われてしまう。
スヒョンと三姉妹の関係は密かに進んでいく───。
誰にでも秘密があるをみた記録
イ・ビョンホンのこともあまり知らないんだけど、かっこいいひとだね〜。韓国はもちろん、日本でも人気があるのがよくわかる。
まったく性格の違う三姉妹を魅了してしまう彼は、まさに完璧な男性像。知的でおもしくて頼れる男性。どんな女性だってイチコロ。どんな男性が好きですか?の問いの全世界の女性の回答を詰め合わせたような男性だ。どんな一面をとってもダメなところがなく、万人に好かれるタイプの最高傑作。ある意味ファンタジーなのだけど、実際にこんな男性がいたら・・・ウットリしないことがむつかしいだろう。
三姉妹それぞれからの視点で描かれる恋愛模様がおもしろくて、お国柄や文化の違いはあるだろうけれど、三姉妹の誰かしらには当てはまる部分がありそうで共感できる部分が多い印象。女性は特に共感するだろう。逆に男性がみたらどんなリアクションなのか興味がわくのだけど、多くの男性はみることがなさそうだ。結果、浮気な男なのだけど、浮気な側面(ここが最重要!)を別にして、女性からする理想の男性に近いスヒョンの影響を受けてくれそうで、ぜひ男性にみてほしいなんて思うのだけど。想像だけれど、男性は「オレもスヒョンのように優しくスマートでやってますが」と共感するパターンが多いかもしれない。
がしかし、どんなにステキなイ・ビョンホンでも、三姉妹(それ以上?)と関係をもつのは気持ちがわるいし、そんな節操のない男がよいわけがない。特に姉妹で男性を共有していたなんて、人生を壊すことになる案件です。“気持ちがわるい”どころの話ではありません。まったくもって笑えないテーマなわけなのです。道徳や倫理もどうかしている変態映画なのです。
三姉妹のそれぞれの恋愛感は共感できるところがあってたのしめたのだけど、エロティックなシーンやセリフも含め、子どもにはみせたくない映画のひとつに殿堂入りだ。
韓国映画は人気俳優がエロティックな映画に出演することが多いのかな〜。