2019.6.28
ランボー/最後の戦場
ベトナム帰還兵ジョン・ランボーを描く「ランボー」(1982)から26年、シリーズ4作目。
「ランボー/怒りのアフガン」からは20年ぶり!
ランボー/最後の戦場の映画情報
原題 | Rambo | ||
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制作年 | 2008年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 90分 | ジャンル | アクション |
映倫 | R15+ |
監督 | シルヴェスター・スタローン |
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キャスト | シルヴェスター・スタローン |
以下「ランボー/最後の戦場」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ランボー/最後の戦場」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ランボー/最後の戦場のあらすじ・ストーリー
ジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)は、タイでひっそりと暮らしていた。
ある日、民間ボランティアの一団がランボーを訪ねてきた。内戦中のミャンマーへの案内を頼まれ、一度断るがサラ(ジュリー・ベンツ)の訴えに仕方なく引き受けた。
サラたちをミャンマーへ届けた数日後、サラたちがミャンマー軍に捕らえられてしまったことを知る。
集められた傭兵たちをミャンマーに届け、さらにランボーは傭兵たちについていこうとしたが、ルイス(グレアム・マクタヴィッシュ)に見張りを任された。ルイスたちは先へ進んだが、途中、虐殺された村で、ミャンマー軍が他の村人を虐殺しようとしているところに出くわす。ルイスたちは隠れてやり過ごそうとすると、そこへランボーが現れてミャンマー軍兵を殺し、村人を守った。それを見たルイスたちは、ただ者ではないランボーとサラたちを助けにミャンマー軍のもとへ向かった。
ミャンマー軍の基地に到着し、夜の暗いなか作戦がはじまった。ルイスたちはボランティア一団を救助した。ルイスたちは先に船へと急ぎ、ランボーは残るサラを助け、遅れて船へと向かった。夜が明けて捕虜たちがいないことに気づいたミャンマー軍。急いでルイスたちを追った。ルイスたちは地雷で負傷し、どんどんミャンマー軍が後ろに迫っていた。
ついにミャンマー軍が後ろを突いてしまい、ルイスたちはミャンマー軍の総攻撃を受けた。
絶体絶命のとき、別の道から逃げいていたランボーは、ミャンマー軍がルイスたちの後ろを突くことを予想し、サラを傭兵のスクール・ボーイ(マシュー・マースデン)に託して、ひとり別の作戦を実行していた。ランボーは、ミャンマー軍のライフルを奪い、ルイスたちを襲うミャンマー軍を一網打尽にした。
みんなを救ったランボーは、助かったことを喜び婚約者と抱き合うサラを見つめていた。
ラスト、ランボーは数十年ぶりに故郷へと帰っていった。
ランボー/最後の戦場をみた記録
「ランボー」(1982)から26年まだシリーズは続いているね。3作目の「ランボー/怒りのアフガン」からは20年経ってからの続編。
ジョン・ランボーはタイで暮らし、超ふつうにあのランボーが老けた感じでキュン。ミャンマーの内戦、弱い者たちを助けようとするボランティアたちに巻き込まれて、心がやさしいランボーはあの頃のようにまたぶった斬りまくる。
あたしはほんとに無知でバカだから、ミャンマーがあんな軍事国家だったことも知らず、つい最近まで虐殺が起こっていたことも知らなかった。映画の冒頭に流れるミャンマーの内戦に苦しむひとや虐殺の様子は本物の映像らしく、まじめにみていたら嘔吐しそうなくらい恐ろしいもので、シルヴェスター・スタローンの世界平和への気持ちがうかがえるものだったよ。
冒頭以外でも脱力するような、血みどろの痛々しいシーンが多くて、こりゃみてられない的映画のひとつになりそうだったけど、シルヴェスター・スタローンの意図や願いを考えると、ちゃんと目を開いてみなきゃいけないものなはず。実際、映画みているときはそんなこと考えられなかったから、怖いものみたさでみてたよ。
金で雇われた道徳のなさそうな奴らを助けるために、なぜか好きになっちゃった女を助けるために、本当は少しでも平和な世界にしたいのに、チャラい設定で映画を作るところも好きだ。世界平和のために、ランボーは女のこにちょっと優しくされると好きになっちゃうんだから。ほんとは世界を平和にすることだけに注力したいのに。でも娯楽要素がないとだれも映画なんてみない、だから仕方なく入れてるんだきっと。
だいじょぶ、シルヴェスター・スタローンとジョン・ランボーの平和への願いは超届いてるよ。彼が生きているまでに、全世界の戦争や紛争がなくなってほしいね。じゃないとランボー作り続けちゃう!ま、みるけどね。
今年はその5作目となる「ランボー/ラスト・ブラッド」が公開されるね。ぜひ映画館でみてみたいな。