2018.3.12
モアナと伝説の海
映画館で見るべきだったくらい最高に楽しい一本!これから毎年、夏になったらみようと思います。
カテゴリー:アニメ
モアナと伝説の海の映画情報
原題 | MOANA | ||
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制作年 | 2017年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 107分 | ジャンル | アニメ |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | http://www.disney.co.jp/movie/moana/about.html |
監督 | ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ |
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キャスト | アウリイ・クラヴァーリョ |
以下「モアナと伝説の海」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「モアナと伝説の海」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
モアナと伝説の海のあらすじ・ストーリー
南の島モトゥヌイ。村長の娘モアナは16歳、小さなころから好奇心旺盛でおてんばな女の子で、海へ出たいと言うといつも父トゥイに海に出ることを禁じられていた。海を出てはいけない村の掟だった。
あるとき、魚がとれず、作物が育たず、村に異変が起きた。モアナの祖母タラが話す伝説、半神半人のマウイが盗んだテ・フィティの心の闇が、モトゥヌイまで忍び寄ってきていたからだった。祖母タラの助言を信じ、海に選ばれたモアナはテ・フィティに心を返すため海に出る。
モアナと伝説の海をみた記録
メッセージ性が強く、ものすごく泣けるのでおすすめ!ファンタジックだし、夢と希望にあふれていて、これぞディズニーのアニメーションだ。子どもがみるべきは、王子様との色恋ではなく、夢と希望にあふれるファンタジーが必要だ。かなしいことも、悔しいこともある、でもがんばるんだ、だって君は君なんだよ。負けちゃだめよ、じぶんの力を信じて。君だからできることなのよ。って、こういうことを教えていくべきだ。半分神様のマウイだって、1000年生きているのに壁にぶち当たったり、成長したり、反省したり、改めたりしてるんだもん。だれでもまちがっていい、だれでもやり直していいって、勇気を与えてくれる映画を子どもたちにみせるべきだ。
好きなものが分かれば、怖いもの無しさ
タラばあちゃんのいい言葉を覚えておきたい。
モアナのくどくなく強気でもない、相手を思いやりながらの主張とか、とても丁度いい。まだ子どもだからかもしれないけど、無垢なのと同時に責任感が強く、きっとだれもが応援したくなるひととの模範。 生まれ変わるなら、モアナみたいな子になりたい。
そして、マウイというキャラクター。日本も昨今筋肉ブーム。欧米ではとっくの昔からワークアウトが普通の文化だけど、日本もやっとそれにさしかかってきた。そんな矢先にディズニーのマウイのキャラクター。まさかの民族的な風貌だけど、これまでとは比にならない男性的で下品で野心的。下品なのは文化無関係だとおもうけど、王子はいつもスリムでシュッとしてるのがお約束だった。でも最近のディズニーで出てくる男性はガタイをよくしていってるから、言い換えればへなちょこな男性像の路線からシフトしている感があった。シュッとした王子様もかっこいいけど、マウイみたいな胸筋ピクピク系の野生の荒さを感じるヒーローも好感。
しかもこのマウイ、ヘラクレスみたいな設定でかなりおもしろい!両親に捨てられたとか、半分人間だとか、下の世界でヒーローとか、だいぶヘラクレスと共通しているところがあった。神話的なのは好物なので、すごくたのしかった。マウイのおしゃべりも、最後までぜんぶたのしかったし、タトゥーが意思を持っている設定も新鮮。ブス風なのにナルシスト、憎まれっ子かと思いきややさしいし、賢くてパーフェクト。
ディズニーはいつみても、”水”の表現がすごいね。もう80年も前になる白雪姫やピノキオから、水の表現が素晴らしいとどこでも言われているけど、今日のディズニーもそう。モアナの世界は舞台が海。本物の海より好きかも。