2017.1.22
ミート・ザ・ペアレンツ
監督は「オースティン・パワーズ」(1997)のジェイ・ローチ。ロバート・デ・ニーロとベン・スティラー共演。
公開当時アメリカでは4週連続ナンバーワンのヒット。
続編は「ミート・ザ・ペアレンツ2」(2004)。
カテゴリー:コメディ
ミート・ザ・ペアレンツの映画情報
原題 | Meet the Parents | ||
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制作年 | 2000年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 108分 | ジャンル | コメディ |
映倫 | - |
監督 | ジェイ・ローチ |
---|---|
キャスト | ロバート・デ・ニーロ |
以下「ミート・ザ・ペアレンツ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ミート・ザ・ペアレンツ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ミート・ザ・ペアレンツのあらすじ・ストーリー
看護師のグレッグ(ベン・スティラー)は恋人パム(テリー・ポロ)との結婚を熱望。
パムの妹が結婚すると聞き、式に出席するためにグレッグはパムと、パムのニューヨークの実家へ向かう。グレッグはパムの両親に結婚を申し出るチャンスと思ったが、パムの父は元CIAの超頑固親父で、一筋縄では行かなかった…。
ミート・ザ・ペアレンツをみた記録
ザ・コメディドラマと言う感じだけど、感情移入が難しい点で、あまり楽しめなかったのが正直なところ。コメディならではのはちゃめちゃな思考や性格なのだけど、ちょっと道徳の欠けた悪い人ばかりで意地悪が過ぎる。
とても身近で関わりのある人に対して、こうも意地悪なことができるかな〜と疑問が多い。これがアメリカの文化だよと言われたら、欧米文化好きなあたしでもちょっと一線ひこうかな・・・と改めるかも。ということで、ほっこりするストーリーとは言い難く、終始イライラしちゃった。
特に、気の利かないグレッグの恋人でジャック・バーンズの娘パムの言動は腹立たしく、元も子もないことを言ってしまうと、彼女がまともであれば何の問題もなく、グレッグもここまでバカではないように思える。いや、グレッグも間が悪いし、自分が不利になる想像力もなく、真実を言わないし、ハッキリしないし、典型的な頼りがいのない男で、もしも愛するパムのための言動だとしても、ちょっとバカを演じすぎで事を悪化させていることに変わりない。
『ホームコメディをみているようでたのしい』という評価が多いのだけど、ホームドラマにイライラしちゃうあたしって心が充実していないのかな…。
ラストのハッピーエンドは愛する娘のためにパパが折れて無理くり締め括るが、あれだけ脇役感だった娘のためにと言われてもイマイチ説得力に欠ける。というか、娘の夫の結婚を受け入れる父親というのは、最終的にどんな物語でも『愛する娘のために折れる』がセオリーだろう。
おかしなコメディなのか、あるあるストーリーなのか、なんだか散漫で気持ちが入らない映画だった。