2018.6.17
マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ
原題:Maggie's Plan
オフィシャルサイトがとてもかわいいのが印象的。
ニューヨークが舞台だけど、そんなオシャレな雰囲気は、映画のなかでは感じられないので誇大だと思っているけど。
さらに、ジュリアン・ムーアのジョーゼットを除くとみんな地味めでセンスはあまり感じられず、場所もニューヨークって言われないとどこかの田舎の都市という感じさえする。ぜんぶマギーのセンスのせいだと思うけど、もう少しオシャレな感じがあってもよかったんじゃないかと思うね。
マギーズ・プラン 幸せのあとしまつの映画情報
原題 | Maggie's Plan | ||
---|---|---|---|
制作年 | 2015年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 99分 | ジャンル | コメディ |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | http://maggiesplan.jp/ |
監督 | レベッカ・ミラー |
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キャスト | グレタ・ガーウィグ |
以下「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
マギーズ・プラン 幸せのあとしまつのあらすじ・ストーリー
男性と半年以上続いたことがないマギー(グレタ・ガーウィグ)は、子どもを持つ計画を立てた。人工授精のために選んだ遺伝子はピクルスを販売していた元数学者のガイ(トラヴィス・フィメル)。
時を同じくして、マギーは文化人類学者ジョン(イーサン・ホーク)と出会う。ジョンは妻ジョーゼット(ジュリアン・ムーア)との結婚生活に疲れ果て、徐々にマギーに惹かれていく。
やがて、ふたりは不倫関係の末に結婚し子どもを授かるが、幸せかと思われた家庭生活はマギーの思っていたものとは少し違うものだった…。
マギーズ・プラン 幸せのあとしまつをみた記録
2日連続で不倫モノとはおどろきだ!(きのうみたのが「失楽園」)
だけどこっちの不倫はとても軽くて、愛だなんだを語るものの、みんなとても自己中心的で傲慢だ。
石田純一的な家庭の話で、前妻と仲良くなる妻、いっときは嫉妬を感じたけど、次第にダメ男を共通点に人間としてお互い尊重し合う前妻と今妻。おなし男をすきになった女だけど、性格のまったくちがうふたりが仲良くなるのはちょっとたのしい。
複雑だけど、彼女たちが抱える問題は客観的にしかみれないからか、解決策は全員で暮らすことでしょうとしかおもえなかったけど、ひとりぼっちになることがない環境のマギーにはちょっとうらやましさを感じたりもした。
マギーもジョーゼットも、愛していると口には出すけど、なんだかぜんぜん愛を感じられなかったので、もっと恋をしていく男女を描写したら、結婚したあとの葛藤にも深みが出たような。
自由奔放なジョンのめんどくささは、前半には気づかないようになっている系だったけど、あたしは気づいていたけどね!
小さな子どもがいるのに妻と別れられる男は、あたしのものになったところでおなしことが出来る可能性があるんだからもっと慎重になるべきだ。
浮気をするってことは、略奪しても浮気をするし、夫の浮気癖を知っている妻は浮気を気にして気が気じゃなくなるのが見えている。
そして結果、運命を受け入れることで解決したようにするけど、それって諦めるってことだからな。
子どもがいるとそうなるしかないということなんだろうか。
独身女には理解不能であーる。
しかし、ラストに持ってきたオチだけは未来に光が射したようにみえた。3分くらい、その後をみたかったけども、マギーのことだからきっと自己中心的に生きていくことになるんだろう。
どんなことが起きても彼女ならしあわせって思えそう。すごくパワーがあるし、自立しているし、強いから。