2018.3.3
新宿スワン
週刊ヤングマガジンに連載された和久井健の漫画が原作。2007年にはドラマ化も。Wikipediaによると、原作の作者である和久井健は、かつて実在した日本一のスカウト会社の元スカウトマンなのだそう。「新宿スワン」は実在したスカウト会社を舞台とした作者本人が体験した出来事にフィクションを交えて描かれているのだとか。
新宿スワンの映画情報
原題 | |||
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制作年 | 2015年 | 制作国 | 日本 |
上映時間 | 139分 | ジャンル | ドラマ |
映倫 | PG12 | ||
オフィシャルWeb | http://shinjuku-swan.jp/ |
監督 | 園子温 |
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キャスト | 綾野剛 |
以下「新宿スワン」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「新宿スワン」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
新宿スワンのあらすじ・ストーリー
新宿歌舞伎町をフラついていた白鳥龍彦(綾野剛)。絡まれた奴らと仲裁してくれたスカウト会社バーストの真虎(伊勢谷友介)に誘われ、女の子をスカウトする仕事をはじめる。
ある日、龍彦はライバルのスカウト会社ハーレムのスカウトマン南秀吉(山田孝之)がスカウトした風俗嬢アゲハと出会う。
新宿スワンをみた記録
ずいぶんと長い映画だったことを見終わってから気づいた。約2時間20分。これでもだいぶ短くした感が見受けられた2時間20分だったけれど。
原作のマンガを知らないけど、長い時間を感じないおもしろさがあったのかな。でも2時間20分の長さは、これでもだいぶ短くした感が見受けられた。前半はみている人間に強制的に受け取らせるような撮り方をしているぽかった。なにとつぜん山田孝之怒り出してんねん的な。ほかにも数カ所、じぶんで遡って予想して理解しないといけないシーンがあった。
さらに、あまり邦画をみていない分際で物申すけど、安っぽく作るのは園子温監督の技なのか。こういう描写が園子温監督特有なのかな。男の話というのはいつでも似たような色になりがちだとおもうけど、いつだかみたクローズとはぜんぜん違くて、見ていて痒くなる描写が多くて。
おそらく、ふだんから日本のドラマとか映画を見ないのは、こういうところに影響してくる気もする。
知っている役者の芝居をみると、あたしが知っているイメージにやられて恥ずかしくなってきてしまう。さらには新宿が舞台だから、知っている場所とか店が出てくるわけだから、邪念が出てきたりする。
しかし、続編が出るくらいヒットしたのは納得。出ているひとたちも豪華だし、舞台は新宿だし、熱い男の話だし、ウケる理由が揃っている印象。キャラクターもハッキリしてるし、新宿界隈をまとめている人間たちの登場人物や団体も少なくて分かりやすい。サクッとみるにはけっこう時間が長いけど、白鳥達彦がくどすぎない熱さでけっこうかわいいキャラクターで、いわゆる男前顔でないところも、この映画に人気が出る理由かもしれない。