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2019.1.20

ロッキー3

ロッキー3
原題:Rocky III

ロッキーシリーズは、「ロッキー」(1976)、「ロッキー2」(1979)、「ロッキー3」(1982)、「ロッキー4/炎の友情」(1985)、「ロッキー5/最後のドラマ」(1990)、「ロッキー・ザ・ファイナル」(2006)。スピンオフで、「クリード チャンプを継ぐ男」(2015)、「クリード 炎の宿敵」(2018)だよ。

ロッキー3の映画情報

原題 Rocky III
制作年 1982年 制作国 アメリカ
上映時間 99分 ジャンル ドラマ
映倫 -
監督 シルヴェスター・スタローン
キャスト

シルヴェスター・スタローン
タリア・シャイア
バート・ヤング
バージェス・メレディス
ミスター・T
カール・ウェザース
トニー・バートン
ハルク・ホーガン
イアン・フリード
アル・シルヴァーニ
ウォーリー・テイラー
ジム・ヒル
ドン・シャーマン

ロッキー3のネタバレを含む場合があります

以下「ロッキー3」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
ロッキー3」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

ロッキー3のあらすじ・ストーリー

アポロ・クリード(カール・ウェザース)とのリターンマッチに勝ったロッキー(シルヴェスター・スタローン)。その後、チャンピオンとして活躍し、10回も防衛に成功。タレント業もこなし、大スターになった。
しあわせの絶頂でロッキーはボクシングを引退すると宣言するが、そのタイミングで世界ランク1位のクラバー・ラング(ミスター・T)が挑戦状を叩きつけてきた。
ロッキーは挑戦を受けることにしたが、ミッキー(バージェス・メレディス)がこれを反対する。ミッキーは『今の腑抜けたロッキーではクラバーに勝つことができない』と、これまで怠けたロッキーに弱い選手をあてがっていたから防衛できていたんだと告白する。
ロッキーはもう一度前のようにがんばるとミッキーを説得し、クラバー戦に臨むが…。

ロッキー3の予告動画または関連動画

ロッキー3をみた記録

アポロに勝った新チャンピオンロッキーは大スター。その後10回も防衛し、国民的スターとなり、苦手だったタレントのような仕事もこなせるようになっていた。お金もたくさんあるから超リッチな生活。当然ながら身なりの趣味が豪華になったエイドリアン、かわいい息子、何不自由ない生活。

フィラデルフィア美術館にはロッキー像も置かれ、ロッキーはボクシング人生を全うしたかのように引退宣言をする。
しかし、世界ランキング1位ボクサー、クラバー・ラングが挑戦状を叩きつけてくる。
相手にする気はなかったが、エイドリアンも罵るような乱暴な挑戦をしてきたクラバーに怒り、挑戦を受けることにする。

ミッキーとともにクラバーに挑もうとするが、ミッキーは拒否。「ロッキー、お前は強くない。前のようなハングリーがない。10回防衛できたのは、弱い選手をあてがっていただけで、ロッキーはもう強くない」と。ロッキーはショックだったけど、怠けてしまった、自惚れてしまったじぶんに反省する。

ミッキーとともに妥当クラバーの練習をし、いざクラバー戦に臨むとき心臓発作で倒れる。
動揺するロッキーはクラバーと戦うが、簡単にKOされる。すぐにミッキーのもとへ向かうが、ミッキーはロッキーの前で亡くなる。

失意のどん底なロッキーの前にアポロが現れる。ミッキーに言われたようなことを、アポロにまで指摘される。
ロッキーのトレーナーを勝手出ると言って、アポロはロッキーを故郷へ連れて行き、アポロ流の修行がはじまる。

しかしロッキー本気になれない。ミッキーが残した言葉が頭から離れずモヤモヤしっぱなし。
そんなロッキーに、エイドリアンはしっかりしろと、当たって砕けてこいと背中を叩きまくる。
すると生き返ったようにロッキーは元気を取り戻して練習に励む。

鍛錬を積んだロッキーは、クラバーとのリターンマッチ。壮絶な打ち合いの末にロッキーがついにリベンジを果たす。

ロッキーの3つ目にして、実はいちばんあるあるなストーリー。
強いやつに、さらに強いぽいやつから挑戦状がくる、負ける、大事なひと死ぬ、もう立ち直れない、ライバルと和解、最後にがんばる、リベンジ成功。
このストーリーこそあるあるで、ロッキーもこのあるあるをしないといけないシリーズがあるんだね。

でも、当初は今回で完結だと思って作られているんだって。だからか、要所で整理されている感じ。
3作のなかで、いちばんスタンダードなストーリーだった気がする。あるある好きとしては、とてもおもしろかったから二重丸だけどね。

あのロッキーでも、金を手にして背筋の伸びたシュッとした生活を送り、タレントみたいなこともこなすようになり、ファンにニコニコ声をかけるような愛想も振りまけるようになっていた。

しかし超自惚れが発覚。なのに、体つきはこれまででいちばん絞られた、戦いに最適なように見える体をしていた。
「ランボー」の撮影があったかららしいけど、今回のバキバキなロッキーはストーリーからするとかなり違和感だった。

女の鑑でありそうなエイドリアンも、わざわざ派手な出で立ちでギラギラしていた。なのに地味にいい人間だからこれまた違和感だ。
派手なやつがいい人間ではない、てことではないけど。
さすがにエイドリアンがミンクのコート欲しいなんて言わない気がしてきたな。
たぶん、ロッキーが『金ならあるんだから、エイドリアンもミンクのコートくらい着てみろ、人気らしいぞ!』なんて言って買ってあげたんだろう。

ロッキーかわいい。

ロッキー3のシリーズはこちら