あらすじ・ストーリー
ドラゴとの闘いに勝ったロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)。
帰国するとポーリー(バート・ヤング)の手違いで、税理士にすべての財産を奪われてしまい無一文になってしまう。
さらに、これまでの闘いによって蓄積してしまった脳の損傷が重度のものとわかり、引退を決意した。
家を売り、フィラデルフィアに帰ってきたロッキーは、かつての師ミッキー(バージェス・メレディス)の言葉を思い出し、ボクシングジムを再開。
見込みのあるトミー・ガン(トミー・モリソン)のマネージャーになり、育てていくが…。
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ロッキー5/最後のドラマをみた記録
これまでのロッキーとは全然違った今回!
さすがのロッキーももう引退。
ミッキーの意志を継いだように、マネージをすることになり、トミー・ガンという可能性のありそうな若造を教える側になったロッキー。
教え方が上手だとか下手だとかを問われることは特になく、むしろ弟子がめきめきと腕を上げていって、トントン拍子に22勝していく。
だけど、トミー・ガンはタイトルマッチに挑みたかったけどロッキーが挑戦させてくれない。
「タイトルマッチはまだ早いよトミー・ガン」て。
「俺は無敵だ!強いんだよ俺は!タイトルを獲るために俺はボクシングしてきたんだ!」的なトミー・ガン。
ロッキーの修行が身について、ボクシングの腕に自信もつき、事実多くの相手をズタボロにしてきたら、そりゃ当然頂点を目指したくなるだろう。あたしには、そういう図々しい気持ちはないけど、なんとなくこの手の人たちは自分の腕が確かなものなのかを知りたくて仕方ない感じぽいから、いろんなボクシング業界の”悪いもの”から守っていたロッキーもある程度気持ちをくむべきだったかもしれない。
トミー・ガンの暴走は止まらず、金儲けしか考えていないプロモーターの手に落ち、懇願して師匠になってくれたロッキーを裏切る選択をする。
ロッキーもロッキーで、お人好しが過ぎて、息子を忘れてまでトミー・ガンに付きっ切りだったため、時すでに遅し!
むしろ、遅かったと思った後まで、ロッキーを裏切った観衆がブーイングするなかでも、ただひとりトミー・ガンを応援する始末。
エイドリアンもさすがに呆れた風で、ほんとボクシングしか見てないんだなって顔してた。
わかりやすく息子も非行に走って、たばこだとかピアスなんてしはじめる。(すごいかわいい)
エイドリアンに怒鳴られて、はじめて自分の過ちみたいなものに気づいて、取り返しをはかる。
家族の絆、父と息子の絆は、もともと強いものがあったからか、割と簡単に修復ができてた。
ま、父と子のエピソードにうるうるしがちなあたしは簡単な修復でもちょっと感動してたけど。
さて次はプロモーターの手に染まってしまったトミー・ガン。
残念ながら目を覚ましそうになく、なんならさらに熱上げてるかんじ。
とても正論を言ってきたポーリーに図星すぎて腹がたったのか、ポーリーをパンチ!ポーリーが言っていたロッキーをかばう言葉はすごく感動したよ。ポーリーも常に側にいるだけあって、ちゃんとロッキーのことを考えているし、ロッキーの性格も知ったうえで、トミー・ガンの裏切りには苛立っていたみたい。
熱くなったトミー・ガンに殴られたポーリーを見て、世界一お人好しのロッキーもブチッとキレる。
大親友であり義兄であり、本当の兄弟のような仲のポーリーが傷つけられたことで、いいかげんロッキーも目が覚める。
そこから”ケンカ”がおっぱじまる。
まさかの誇り高きボクサーのロッキーと弟子が”ケンカ”することに驚いたし、教え子を守れなかった悔しさとか、不甲斐なさ、息子を放ってしまった寂しさではなく、「ロッキー4」(1985)のドラゴとの闘いのトラウマとミッキーの死の克服みたいなものだった。
たまにドラゴのトラウマと、後付けしてきたミッキーとのエピソードで、今回のテーマがチラチラ出てはいたものの、結び方がちょっとへたっぴにかんじてしまったけど、最後は無事に克服できたようで、エイドリアンと息子とポーリーに囲まれて、ニコニコのいつものロッキーに戻った。
これまでとはぜんぜん違うロッキーもたのしかった。
なにより、「ロッキー4」(1985)よりはるかにたのしかった。