2019.5.12
デンジャラス・ビューティー2
原題:Miss Congeniality 2: Armed & Fabulous
「デンジャラス・ビューティー」(2001)の続編!前回、グレイシーといい感じになったベンジャミン・ブラットが演じたエリック・マシューズは、今回は出てないよ〜。ドリー・パートンが本人役で出演してるよ。
デンジャラス・ビューティー2の映画情報
原題 | Miss Congeniality 2: Armed & Fabulous | ||
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制作年 | 2005年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 115分 | ジャンル | サスペンスコメディ |
映倫 | G |
監督 | ジョン・パスキン |
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キャスト | サンドラ・ブロック |
以下「デンジャラス・ビューティー2」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「デンジャラス・ビューティー2」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
デンジャラス・ビューティー2のあらすじ・ストーリー
ミス・アメリカ・コンテストでの事件から3週間後、主婦による銀行強盗の捜査を終えたグレイシー・ハート(サンドラ・ブロック)。コンテストに出場したことで名前が知り渡り、捜査にも支障が出ていた。署へもファンレターが届くなど人気はうなぎのぼり。FBIの信用回復のため、長官はグレイシーを”FBIの顔”にしたいと提案があり、グレイシーは女性のいい手本になれればとFBIの顔になることを決めた。
一方プライベートでは、コンテストの事件で親密になったエリックと恋人のように付き合っていたが、フラれてしまった。エリックは出世のためにマイアミに転勤していった。
数ヶ月して、久しぶりにミス・アメリカのシェリル(ヘザー・バーンズ)やスタン・フィールズ(ウィリアム・シャトナー)に再会したが、何者かにさらわれてしまった。グレイシーはこの誘拐事件の広報でラスベガスへ飛んだ。グレイシーのボディーガード役には、攻撃的な性格が問題でシカゴから飛ばされてきて、グレイシーとはバチバチな関係のサム・フラー捜査官(レジーナ・キング)がついてくることになった。
グレイシーは、ラスベガス市警が有力な手掛かりを得ていないので自らも捜査に乗り出した。いつも通りドジをしてニューヨークへ戻るよう命令されるが、さらに手掛かりを見つけて、フラーとふたり勝手にラスベガスに残り捜査をすることに。
まずはスタンの母親がいる老人ホームに行って母親に話を聞きにいった。スタンは博打ざんまいで高利貸しに借金がある事実を知る。高利貸しの情報を調べていると、グレイシーとフラーがこっそり捜査をしていることがバレてしまう。強制的に空港へ連れていかれたが、隙をみてまた逃げ出したふたりは捜査に向かった。
ショーパブでの捜査で犯人がわかったふたりは、トレジャーアイランドにシェリルたち人質がいるといわかり、カジノで犯人と遭遇、取っ組み合いの末にシェリルたちの場所を聞き出し、ショーの船底にいたふたりを助けた。船底に水が溜まり、グレイシーも船底から逃げようとしたが、衣装が引っかかり生き絶えそうになったが、フラーが助けにきて助かった。
捜査は終了、グレイシーとフラーはお互いに感謝し、いい友だちになれた。”FBIの顔”も終了することになり、ニューヨーク市警でいつもの任務が開始となった。グレイシーとフラーはコンビになり、仕事の前にグレイシーは以前応援しにいくと約束した少女プリシラの学校へ出向き、自分の信念を貫くことと、世界平和を伝えた。
デンジャラス・ビューティー2をみた記録
今回はもうすっかり、グレイシーはFBIの顔になって、ずいぶんと品と美を心得ていた。特別美人ではないサンドラ・ブロックも、ブランド服にブランドバッグに身を包んでいるとキラキラして見えるし、ものすごくかわいかったな〜。
今回も相変わらずのガムシャラでドジなグレイシーは健在だけど、化粧を直したいだの服がシワになるだの、FBIの広告塔としての立場をわきまえたのはいいけど、サンドラ・ブロックではなかったらちょっと鼻につきそうなキャラクターに。
男勝りなグレイシーでも、戦うシーンはいわばキャットファイト。そこへ、さらに上回る強さのサム・フラーが登場したことで、男も太刀打ちできない気持ちいい強めコンビが誕生。コメディ的な展開であっても、サム・フラーを演じるレジーナ・キングはすごくかっこいいし気持ちいい!さすがにトゲがありすぎて、やりすぎな超頑固者な性格にはちょっとイラついたけど、終盤の犯人兄弟を打ちかますシーンは爽快で気持ちがよくてカッコイイ!もちろんグレイシーも。
続編になって、なかなかキャスティングがつまんなかったけど、おもしろさはさらに上回っていて大満足〜。コメディ要素は前よりも多めになってるし、エンドロールでNGシーンを入れるようになってたよ、ウケるね!この続編から15年近く経っているけど、またさらに続編してくれないかななんて思うくらいこの映画はたのしい。
マイケル・ケインは、さすがにグレイシーについていける体力はないだろうから仕方ないけど、FBIの顔のグレイシーは、マイケル・ケインにプロデュースしてほしかったな〜なんていう個人的なひっそり願望があったことも記しておこう。
最後に、「デンジャラス・ビューティー」(2001)では川原亜矢子がつとめたアフレコも、今回はプロフェッショナルな声優に変わって、かなり落ち着いた。(ずいぶんと老けた声なのが気になるのだけど…)続編あるあるだけど、やっぱりこうあるべきです。「デンジャラス・ビューティー」(2001)は興行のためだけの不相応有名人起用反対運動対象映画のひとつ認定だからね。