2018.8.9
ドライヴ
原題:DRIVE
最近、「ブルーバレンタイン」(2010)や「ハーフネルソン」(2006)をみて、マジでけっこうすごい役者だなと思って、今回はこの「ドライヴ」。やっぱりライアン・ゴズリングって超スマートにいい味出してる役者だと思う!
カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネート、監督賞受賞。他にも多くの映画賞でノミネート・受賞。
ドライヴの映画情報
原題 | DRIVE | ||
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制作年 | 2011年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 100分 | ジャンル | サスペンス |
映倫 | R15+ | ||
オフィシャルWeb | http://drive-movie.jp/ |
監督 | ニコラス・ウィンディング・レフン |
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キャスト | ライアン・ゴズリング |
以下「ドライヴ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ドライヴ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ドライヴのあらすじ・ストーリー
自動車修理工場で働くかたわら、映画のカースタントのアルバイトをする男(ライアン・ゴズリング)は、時に強盗の逃走を手伝う運転手の仕事もしていた。
ある日、同じアパートに済む人妻アイリーン(キャリー・マリガン)と出会い、次第に距離が縮まったふたりだが、しばらくするとアイリーンの夫スタンダード(オスカー・アイザック)が服役から出所してくる。
スタンダードは服役中に借金を作り、その金を返せと強盗を強要されていた。男はアイリーンとその息子のために、スタンダードの強盗を手伝うことにしたが…。
ドライヴをみた記録
なんだかアーティストが作ったような映画。オシャレ意識しすぎで、みている側に最低限伝えておくべきことを伝え忘れていると思わない?話は複雑ではなく、むしろ単純だし、べつに問題は大きくないんだけど『どう見せるか』に注力していたのか、けっきょくオシャレがうざったい演出になってしまっていて、すごくダサいB級映画になってしまっているような。
終わってから気づいたけど、意味不明映画だった「ネオン・デーモン」(2016)のニコラス・ウィンディング・レフン監督だった。血にこだわっている印象だったことにも納得、すごくためまくる撮り方も納得。大人な映画の代名詞、『意味深な余韻』も独特。決まってこういう演出や描写はストーリーに深みを与えるものなはずだけど、なんら影響を与えていないように感じた。
むしろ、心理描写をよりややこしくしていたようにすら思うし、シンプルなストーリーだからこそ、いろいろ付け加えて、より深く、渋く、意味を持たせるようにしたくなるのかもしれないけど、これはナンセンスだな〜と思っちゃったよ。
役者として勝手にかなり一目置いているライアン・ゴズリングなのだけど、彼の芝居力を信用していないかのような(そんなことないでしょうけど)、表情を捉えて心情を想像させようとしているのに、最後までドライバーのことはぜんぜんわからなかった。
オシャレすぎて、平凡脳の人間には退屈。もっとオシャレな映画やフランス映画を味わえる大人になりたいと思います。